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全編オートバイによる14日間の四国大遍路を

1枚の写真で振り返る総集編と、後日談です。



1日目 重大発表650km
足柄SAにて
2009年11月8日(日)、
わずか1日で250ccのバイクで徳島まで行ってしまった。

2日目 お接待は「おかき」
1番札所 霊仙寺
2009年11月9日(月)、
生まれて初めての遍路はこの日から始まった。

3日目 おこめでホテル
焼山寺駐車場
2009年11月10日(火)、
豪雨の中、山道は空の上までつながっていた。

4日目 徳島は今日も雨だった
ライダーズイン室戸・部屋(夜)
2009年11月11日(水)、
記録的大雨で、一度は遍路を投げ出しそうになった。

5日目 ライダーズイン室戸
ライダーズイン室戸・入口(朝)
2009年11月12日(木)、
その日の朝、僕は室戸岬にただ一人残されていた。

6日目 土佐絶景シリーズ
ライダーズイン中土佐
2009年11月13日(金)、
日が沈んでからは冒険してはいけないと思った。

7日目 激走!四国360km
足摺岬灯台
2009年11月14日(土)、
9時間半で四国の西半分を走破してしまった。

8日目 松山探検シリーズ
坊ちゃん列車
2009年11月15日(日)、
四国でバイクに乗らない日はなかったわけではない。
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いよいよ四国八十八ヶ所最終日。

果たして遍路を終えて無事に東京まで帰還できるのか?



■8:00 香川県高松市 東横イン高松中新町 5階客室

シングルルーム料金で2泊したダブルルームの部屋
東横イン高松中新町 ダブルルームからの景色
実は景色がものすごく悪い。

ホテルを出発。

次に泊まるのはホテルではなく680km離れた東京の我が家だ。

■9:10 香川県高松市 84番札所 屋島寺(やしまじ)
屋島山駐車場

屋島ドライブウェイ(二輪は往復430円)を経由して到着した屋島寺。

屋島

屋島という屋根状の平らな山の上にあり、

あの平安時代末期の「屋島の戦い」の舞台としても有名な山だ。

屋島寺

ケーブルカーが5年前に営業休止して廃止されたため

車やバイクがなければ歩いて登山するか

タクシーを拾うかバスに乗らなければ来られない。


■9:43 香川県高松市 85番札所 八栗寺(やくりじ)

次の八栗寺も山の上にある寺だ。

徒歩やバイクで山門近くまで行けるらしいが体調を考え
八栗ケーブル八栗登山口駅
往復900円の八栗ケーブルを利用することにした。

しかし、15分間隔で出ているケーブルカー、

ギリギリ9:45発に乗れなかったため10:00まで待つことになった。

10分ほどして下りの車両がやってきた。
八栗ケーブル車両

発車すると5分ほどで八栗寺の近くまで到着。
八栗ケーブルレール
正直、15分も待つほどだったら、前日の太龍寺と比べて

そのままバイクで上がってもいいほどの、

そんなに険しいとは言えない山道であったようだ。

85番札所 八栗寺 山門

急いで巡礼を済ませて10:30発のケーブルカーに駆け込んだ。
八栗ケーブルすれ違い

■10:40 香川県高松市 うどん本陣山田家 山田家

八栗ケーブルの駅からも近い場所に
うどん山田家看板
うどん本陣 山田家という有名なうどん屋がある。

ここで早めの昼食を取ることにした。

うどん本陣山田家

築130年以上のしゃれた屋敷を店舗として使用している。

このお店は釜ぶっかけが有名だが、

今後の、夜にまで及ぶと思われる最後の試練に備えて

しっぽくうどん定食
暖かいしっぽくうどん定食(700円)を頂いた。

雰囲気のいい店で、値段も安いのに味も申し分ない。

うどんで勢いをつけて86番志度寺、87番長尾寺、そして・・・


■12:55 香川県さぬき市 88番札所 大窪寺

山間のワインディングの効いた道を走ると、それは現れた
大窪寺 山門
四国八十八ヶ所 88番札所 大窪寺

大窪寺 二天門
さすがに土曜日の午後、最後の札所と言うこともあって人も多い

大窪寺 本堂
88番目本堂

大窪寺 大師堂
88番目大師堂

納札箱
176個目の納札箱に176枚目の納札を入れる。

いつものように読経、これが最後だと思うと感慨深い。

そして88番目納経

これで13日間に及ぶ四国八十八ヶ所巡礼は終了。

本来なら感動がこみ上げて来るのかもしれないが

そうも言ってられない状況が、このあと待っているだった…。
13日目、この日は4日目の予定に組み込まれつつも大雨のために

先送りをしていた、徳島県内の4つの寺を回らなければならない。

しかし、その直後、四国が牙をむき始めた



■7:45 香川県高松市 東横イン高松中新町 1階ロビー

東横インの朝食と言えばこれまで泊まってきた徳島松山のように

おにぎりと味噌汁にサラダが付く程度の簡素なものだったが、

ここ、高松中新町は「プチバイキング」と称して少々豪華。

東横イン高松中新町 プチバイキング

ご飯はお茶碗に入っているしおかずも数品とれる。


■9:45 香川県坂出市 81番札所 白峯寺(しろみねじ)

まずは、香川県内の寺をできるだけ今日のうちに回っておく。

81番・82番は山中にあり、距離も比較的近い。


山に入る道の入口で、後からやってくるジープがミラーに映った。

そのジープが近づくと…その正体は自衛隊、しかも3台

意外と速いスピードで迫ってくる。

怖いので、バイクを脇に停めてジープには先に行ってもらった。

が、狭い山道ではジープは急にゆっくりとなり軽く渋滞する始末。


先に行けばよかったと思いつつ、ようやく白峯寺に到着。

81番札所 白峰寺

このあと、午前中に82番・根香寺、83番・一宮寺を巡拝。

徳島県内の4寺を5時までに回ることを考えると、

もう徳島へ向けて出発しなければならない時刻だ。

一宮寺からも近い高松中央ICから高松自動車道に乗った。

■12:15 香川県さぬき市 津田の松原サービスエリア
津田の松原サービスエリア

一旦給油しないとまずい走行距離325kmが近づいてきたので

そして夕飯も何時になるかわからないのでサービスエリアで休憩。

津田の松原サービスエリア

津田の松原SA内セルフうどん
さすがに工場内のうどん屋よりはかなり割高。


14:00くらいまでに20番鶴林寺に着いていないと

今日中に23番薬王寺までの納経は済ませることは不可能。

徳島市内で大渋滞に引っかかり、抜け出せたのはようやく13:35。

■14:05 徳島県勝浦町 20番札所 鶴林寺(かくりんじ)

しかし裏道に入った途端に順調に流れ、一気に鶴林寺の近くまで到着。

これまで約80の寺を回ってきても最も険しい山道を2回目の登山。

20番札所 鶴林寺

意外と早く到着できたが、この鶴林寺で衝撃的な事実を知る!
12日目、この日も寒さは続くものの好天に恵まれ、

14日間でもっとも多い11ヶ所の札所を回ることができた。

しかし、八十八ヶ所以外に、行かなければならない場所があった。


■7:50 香川県琴平町 サンウェルコトヒラ
琴平町の朝

その行かなければならない場所

ホテルの目の前の道をグングン30分以上進んだ場所にある。
高松街道

その前に、朝食が出ないホテルなので寄り道して腹ごしらえ。
こんぴらうどん工場店
うどん工場の一角にある、朝7時からやっている、うどん屋さん。

しょうゆうどん(大)とイカ天
しょうゆうどん・大(180円)、イカ天(100円)

お腹いっぱいになりました。家へのお土産もここで買いました。


■8:20 香川県琴平町 金刀比羅宮(ことひらぐう) 裏参道
金刀比羅宮神域図
行かなければならない場所とは、金刀比羅宮である。

こんぴらさんという通称なら聞いたこともあるだろう。

大物主命と崇徳天皇をまつる海上交通の守り神である。


なぜここが行かなければならない場所なのかというと

何度か登場した群馬の山小屋と関係が深い。

これは群馬の山小屋から目の前の山を撮った写真↓である。
こんぴらさんin群馬

写真中央に高い木が立っている場所があるが、

その木の根もとに小さな小さなほこらがある。

そのほこらは金刀比羅宮の分社で「こんぴらさん」と呼ばれ

祖父の出身地で、自分もお願い事をするなど毎年訪れている。


しかし、本家本元の「こんぴらさん」である金刀比羅宮には

当然のことながら一度も訪れたことがなく行かなければならない。


■8:40 金刀比羅宮 表参道
金刀比羅宮参道
裏参道から表参道へ。
金刀比羅宮鳥居
長い階段の参道を抜けてようやく御本宮が見えてきた。
金刀比羅宮御本宮
お賽銭は45円(しじゅうごえん)入れた。

これは「始終ご縁がありますように」という意味があるらしい。

ホテルにも看板が立っていた、幸せの黄色いお守りを買った。
金刀比羅宮のお守り

金刀比羅宮からの眺め
用を済ませたので、今度は表参道からホテルに戻る。
金刀比羅宮参道(帰り)

サンウェルコトヒラからの眺め

荷物を積み込み、70番札所のある観音寺市に戻るように向かった。
本来ならば、11日目に当たる11/18(水)から話を始めたいが

ちょっと最初だけ10日目の11/17(火)に戻ってみたい。


▲11/17(火) 19:05 愛媛県西条市 ホテルユニバース客室

前半は出発前に予約した宿泊場所で埋めていたが

後半は行程がどれだけ進むか不安だったことから

だいたいの宿泊候補地だけを立てておいて

予約など正式決定は直前まで行わないようにしていた。


しかし、是非泊まってみたい場所があった。

宿坊と呼ばれるお寺に併設された宿泊施設である。

宿泊者に対して朝のお勤めとして住職の講話などを行っていて

比較的安価な宿泊料金で、精進料理を味わうこともできる。


ところで、すべての札所が宿坊を行っているわけではない。

後半、特に香川に入ると規模の小さい寺が多く1ヶ所しかない。

その1ヶ所とは香川県善通寺市にある75番・善通寺。

日程的に宿坊に泊まれるとしたら、もう善通寺しかない。

そう思って、前日の夜7時過ぎに善通寺に電話をかけた。

「あ、あの明日宿坊を利用したいのですが」

「宿坊ですか…。少々お待ち下さい…。」

・・・

「お待たせしました。

担当のものが帰ってしまって今状況がわからないのですが

また明日の朝9時過ぎにこちらに電話して頂けますか?

空いているはずなので多分大丈夫だと思いますよ。」

19時過ぎでもう担当者がいないとは、

どれだけ出勤時間が早いのか定時退勤なのかと思ったが

担当者じゃない人の最後の一言に安心して、

その日はゆっくりと眠りについた。


■11/18(水) 9:20 愛媛県西条市 ホテルユニバース客室

荷物をバッグに入れ、準備は万端。

昨日言われたとおり、善通寺に再び電話をかけた。

今度は宿坊の担当者とおぼしき男性が電話に出た。

が、しかし

「今日は団体のお客様が入っていて一杯です」

ここで私は本来ならばキレてもいいはずなのだが

あっさりと宿坊を諦め、梱包を解いてパソコンを出し

10:00のチェックアウトまでに今夜の宿を探すことにした。

どうにかして香川県琴平町のホテルの予約が取れた。

ようやく、60番札所横峰寺へ出発できた。

ホテルユニバース駐輪場


■10:45 愛媛県西条市 平野林道入口

60番横峰寺へ向かうには険しく細い山道を通って

さらに険しい有料の平野林道から山頂へは

マイクロバスに乗っていくという手もあるが

自分は大荷物を乗せたまま平野林道を上っていくことにした。


と、料金所のすぐ手前の坂道で下ってきたワンボックスカーと

やっとすれ違える場所で鉢合わせになる出来事があった。

幸い、衝突事故の十歩手前で済む事態ではあったが、

道を譲ってもらったとき、もっと深刻な事態に突入していた。
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